原因は界面活性剤だった?繰り返す手湿疹を治す方法

私と母は毎年繰り返す手湿疹に悩み苦しみました。病院に行ってもダメ、何をしてもダメと、同じように悩み苦しむ主婦の方も多いと思います。私と母が手探りで色々試し、治るまでの経験を書いていきたいと思います。

漢方薬を飲む

アレルギー検査を受けた病院で、特にアレルギーは無かったのですが、様子を見ましょう…という事で、塗り薬と漢方薬を処方されました。
処方された塗り薬は丸いケースに入っていて、真っ赤でごま油の匂いがする物でした。
何だか体に良さそう〜と思いしばらく使用しましたが、私には合わなかったのか手湿疹の痒みが増したので使用を中止しました。

並行して処方された漢方薬もきちんと飲みました。
ただ特に変化もなく、日々の痒みや痛みが軽減される事もなかった為、徐々に飲むのを辞めてしまいました。
漢方薬は即効性はないと思うので、根気よく継続すればもしかすると効果が出た可能性もありますが、かなり酷い手湿疹に切羽詰まった当時の私には合いませんでした。

アレルギー検査を受ける

保湿をしても、病院の薬を使っても何をしても良くならず、むしろどんどん悪化する手湿疹…
皮が剥け、汁が出て、皮膚はネズミ色に変色しまるでゾンビの手…
あまりにも状態が酷いのでこれは手湿疹ではなくて、何かのアレルギーかもしれないと思い検査する事を決めました。

一般的な30数項目のアレルギーが1度でわかる血液検査を受けました。(犬、猫、ハウスダスト、カビ、卵、牛乳、小麦etc.)
費用は確か5000~6000円程で、結果がわかるまで1~2週間程だったと記憶しています。

結果は…
特に目立つアレルギー無しでした( °_° )
アレルギーに違いない!というかそうであってほしい!と思い挑んだ検査だったので、拍子抜けしてしまいました…
(原因がわかれば、解決方法もあるので)
結局はっきりとした理由も原因もわからぬまま、様子を見ましょう…と言われ塗り薬と漢方薬を処方され帰宅しました。

※私の場合は特に目立つアレルギー無しでしたが、もしかして…と疑いがある場合は検査を受けてみてもいいと思います。
金属アレルギー、犬や猫のアレルギー、食べ物のアレルギー、等世の中にはたくさんのアレルギーがあるのでそれが原因で酷い手湿疹のような状態になる可能性もあると思うんです。
もしも原因がわかれば、辛い状態から解放される可能性があるので、気になる方は検査する事をオススメします。

病院の薬を塗る

病院へ行くのは億劫なので市販の塗り薬でどうにか手湿疹をやり過ごしていましたが、どんどん悪化してきたのでようやく重い腰を上げ病院へ行く事にしました。
後に破棄してしまったのでうろ覚えなのですが、確かステロイド入りの軟膏だったと思います。

ステロイド=強い薬、怖い薬のイメージがある方もいると思いますが、強さは5段階に別れており年齢や症状、塗る場所によって使い分けされ、使い方を間違えなければとても効果のある薬だそうです。

確かに効果てきめんでした。
初めて病院の塗り薬を試した年に手湿疹は見事に治りました。
ですがその翌年…また手湿疹がぶり返してしまいました(TT)
その時に同じ病院の塗り薬を使っても完全に治る事はありませんでした…
どんどん悪化していき、痒くて痒くて仕方なく、寝ている間に掻きむしってしまいキレて汁が出る始末…その汁の影響か手荒れの箇所も徐々に広がっていき、皮膚もネズミ色に変色してしまいました。
これは何かがおかしい…手湿疹じゃなくて何かのアレルギーかもしれないと考えるようになり、アレルギー検査を受けようか…と迷うようになりました。

市販の薬を塗る

手湿疹初期の頃はちょっとかゆいくらいだったので、ハンドクリームを塗って保湿をしたりぐらいの軽いケアでした。
それからキレたり、少し皮がむけてしまった頃に薬局に行き、市販の塗り薬を買いました。
かゆくてつらい手湿疹に効く、と書かれた手湿疹・かぶれ用のクリームでした。
こういった物は初期の頃は確かに効果はあります。
ですが、治ってぶり返してまた使った時には効果が薄かったです。
でも塗らないよりはマシなのでしばらくの間は使っていました。
それでも完全に良くはならないという状態の時に、そろそろ病院へ行こうと考えるようになりました。

手袋を徹底する

食器洗剤やシャンプー&リンスが手に染みるのと、手湿疹がこれ以上悪化しないように手袋の装着を徹底していました。

食器を洗う時は厚手のゴム手袋を装着しました。
確かに手は守られますが、お皿やコップ等とにかく洗いにくいです。
そして蒸れます。結構ストレスでした。

お風呂の際は、薄手で使い捨てのゴム手袋を装着しました。
素手で洗うよりはシャンプーリンスが染みなくてすみますが、徐々に浸透してきます。
着けないよりはマシというレベルです。
後にゴム手袋から、ポリエチレン製の手袋に変えました。
コストダウンと、ゴム手袋より摩擦が減るので髪が洗いやすくなりました。

私と母の場合はちょっとでも食器洗剤に触れると、痒さが増し手湿疹が悪化してしまうので、本当に徹底して手袋を装着するようにしていました。
面倒だし、ストレスにもなりますが、悪化させないように手袋の装着をオススメします。
100円ショップにも色々な種類の手袋が売られていますし、ホームセンターやネット等で大容量も購入できますので、コストはさほど掛からないと思います。

ホホバオイルを塗る

無印良品のホホバオイルがかなりお肌に良いと口コミで評判になっていました。
私はメイク落とし、マッサージ、化粧水の後の保湿用に元々所有していました。

ホホバオイルの効能に…
皮脂バランスの調整作用があり、脂性肌は皮脂を抑制し、乾燥肌は皮脂分泌を促してくれる
浸透力がすごく保湿力もすごい
皮膚を柔らかくする
炎症やかゆみを抑え、皮膚炎やアトピーを改善する
とあったので、これは手湿疹に使える!と思いました。
しみる事もなく、確かに保湿力は抜群です。
ただ当時の私の手湿疹はかなり酷い状態だった為、残念ながら根本的な解決には至りませんでした。
ホホバオイルは手湿疹になってから使うのではなく、なる前の保湿には役立つと思います。

アロエを塗る

アロエに含まれるアロエマンナンに抗炎症作用があるそうで、軽いやけどやすり傷切り傷にも効果があると聞いた事があったので、アロエは皮膚に良いというイメージがありました。
それプラス食べられる物なので、体にもいいんじゃないかと思いました。
幸いにも庭で栽培していたので、生のアロエをヒリヒリする手に塗り込んでみました。
ぬるぬるしていて、特にしみる事もなく、
保湿するにはよいと感じました。
もしも生のアロエが手に入らない方は、アロエ入りハンドクリーム等も出回っていますので気になる方は試してみてもいいかもしれません。
ただ残念ながら手湿疹の根本的な解決には至りませんでした…

ハンドクリームを塗る

手湿疹についてインターネットで検索すると一にも二にも保湿が大事!と書かれていたので、頻繁にハンドクリームを塗っていました。
これもいいかな、あれがいいかな、薬局で買える色々なハンドクリームを試しました。
例えば、馬油 アロエ ニベア 尿素配合 etc.
保湿はできても、残念ながら痒みが治まる事はありませんでした。
成分も色々入っているので体質に合わなかったのかもしれません…
もし保湿用に使うとしても、成分に注意したり、多少高くてもなるべく体に良い物を選んだ方がいいかもしれません…

オロナインを塗る

ひび、あかぎれ、しもやけ、やけど等にに効くと知って、皮むけや保湿に良さそうなのでオロナインH軟膏を買いました。
あまりしみもせず、のびもよいので使い勝手はよかったです。
ステロイドが入っていないので体に良いと思い、まずはこちらこら試しました。
カサカサには効果ありますが、痒みが引くという事はなく、
保湿によくても、残念ながら根本的な解決にはなりませんでした。

ちなみにオロナインH軟膏は公式HPによると…
防腐剤は入っていない
副腎皮質ホルモン(ステロイド)も入っていない
年齢制限はないので、赤ちゃんにも使える
軽いやせどに効果あり
適切に使えば妊婦でも使える
そうです。

ろうそくを手に垂らす

痒くて痒くて仕方がない時、熱湯に手を浸けても物足りない時、ろうそくを垂らしてみました。

めちゃくちゃ熱いです!

火傷に注意しながら何回か試しました。

一時的には効果があります。

が、危ないのでオススメできません。